銅帯

銅帯当社の銅帯(ブスバー)は、熱間圧延材を冷間圧延して仕上げる方法と、熱間押出材を冷間圧延または、冷間引抜きによって、仕上げられております。材質は、タフピッチ銅や無酸素銅のほか、銅棒と同様、銀入りタフピッチ銅、銀入り無酸素銅でも製造可能です。

■銅帯の種類
種類 記号 当社
材質記号
用途例 該当JIS №
タフピッチ銅帯 C1100BB TPC
Cu:99.90%
以上
電気、熱の伝導性に優れ展延性、耐食性がよい。
母線、スイッチバー、電気用部品。
JIS H3140
C1100
無酸素銅帯 C1020BB OFC-2
Cu:99.96%
以上
電気、熱の伝導性に優れ展延性、ブレス加工性、耐食性が
よく水素ゼイ化もなく、溶接性、ろう付性に優れている。
半導体用放熱板、母線、スイッチバー、電気用部品。
JIS H3140
C1020
電子管用
無酸素銅帯
C1011BB OFC-1
Cu:99.99%
以上
同上に加え、酸化膜の剥離も少ない。
電子部品、電子管用フランジ、マグネトロンベイン材
JIS H3510
C1011準拠
銀入り
タフピッチ銅帯
3 AgTPC Ag含有量0.027〜0.034%タービン発電機のフィールドコイル。
8 AgTPC Ag含有量0.085〜0.102%タービン発電機のフィールドコイル。
20 AgTPC Ag含有量0.15〜0.25%電装部品。
銀入り
無酸素銅帯
3 AgOFC Ag含有量0.027〜0.034%発電機部品。
8 AgOFC Ag含有量0.085〜0.102%発電機部品。
■銅帯の製造範囲

銅帯範囲
銅帯の標準品長さは5,000㎜ですが、長尺品(最大長さ10M)についてもご相談に応じております。
JIS規格(JIS H3140)外の厚さでも対応しております。

■寸法許容差
厚さ/幅 厚さの許容差 幅の許容差 長さの許容差 曲がり
200以下 200を越え500以下 100以下 100を越え500以下
2以上 3.2以下 ±0.08 ±0.09 ±0.8 ±1% +15
-0
2mにつき
3.5mm以下
3.2を越え 5以下 ±0.10 ±0.11 ±1.0
5を越え 8以下 ±0.12 ±0.13
8を越え 12以下 ±0.15 ±0.18
12を越え 20以下 ±0.20 ±0.23
20を越え 50以下 ±1.2% ±1.3%
  1. 曲がりとは基準の長さ2mに対する幅方向の弧の深さを指します。
  2. 更にシビアな許容差をご希望の場合、あるいは上表のサイズ範囲外の場合は、特殊仕様として、ご相談に応じております。
■指定面取り半径
銅帯の標準面取り半径は約0.8mm以下ですが、右表に示すような面取りも行っております。またラウンドエッジ、フルラウンドエッジなどの特殊面取りについてもご相談に応じております。
厚さ(㎜) 幅(㎜) 面取半径(㎜)
2以上 5以下 10以上125以下 0.8程度
5を越え8以下 10以上300以下 1.2程度
8を越え50以下 15以上100以下 1.6程度
■銅帯の機械的性能
種類(JIS記号) 質別 引張試験 曲げ試験
厚さ
(㎜)
引張強さ
(N/㎟)
伸び
(%)
厚さ
(㎜)
曲げ角度 内側半径
タフピッチ銅帯(C1100BB)
無酸素銅帯(C1020BB)
電子管用無酸素銅帯(C1011BB)
O 2以上
30以下
195以上 35以上 2以上
15以下
180° 厚さの0.5倍
1/4H 2以上
30以下
215〜275 25以上 2以上
15以下
180° 厚さの1倍
1/2H 2以上
20以下
245〜315 15以上 2以上
15以下
90° 厚さの1.5倍
H 2以上
10以下
275以上

曲げ試験は、注文者の要求のあるものに限り適用致します。

■導電率
質別 厚さ(mm) 導電率%(20℃)
タフピッチ銅
無酸素銅
電子管用
無酸素銅
O 0.5以上 100以上 101以上
1/4H 2以下 98以上 98以上
2を越え 99以上
1/2H 2以下 98以上 98以上
2を越え 99以上
H 2以下 97以上 97以上
2を越え 98以上